2015年11月17日火曜日

インターアクト部 勉強会

11月8日(日)
インターアクトクラブで、視覚障害についての勉強会を行いました。
午前中は、VTRを視聴して視覚障害者の悩みについての理解を深めました。
その後実際にアイマスクをつけて白杖を持ち、階段の上り下りをしたり、校内を歩き回ったり、視野狭窄眼鏡を着用し様々な配色の表示を見たり、点字板で点字を打ったりと、いろいろな体験をすることで障害者の気持ちや障害者にとっての障害物は何か、さらにはサポートの仕方などを体得することができました。
 (午前の部:生徒の感想より)
アイマスクを着用した体験では、ただ普通に歩くだけで怖く不安でした。普段生活して慣れている学校での階段の上り下りも大変だったのに、知らない場所などではものすごく怖く大変であるのだと体験するまでは気づきませんでした。その中で、『手引き』でのサポートはすごく安心感がありました。人の助けがとても大切だということも分かったけれど、『手引き』のやり方次第では逆に障害者の人を危険にさらすことになるということも分かりました。今後は、「何かお手伝いしましょうか?」という声掛けをしていき、困っている人のサポートをしていければよいと思います。

 午後からは、盲導犬ユーザーの今井さんに講演をしていただきました。
 20代で光を失った今井さんにとって、盲導犬との出会いは、人生を前向きに明るく導いてくれるものとなったそうです。今は3代目の『トリトン』というパートナーです。


(午後の部:生徒の感想より)
・「ハーネス」はユーザーと盲導犬を結ぶ絆という話を聞いて、ペットなどではなく今井さんの体の一部になっていることが分かり、盲導犬はユーザーを元気づけたり、性格を明るくする存在ということが分かった。街中で見かけたときは助けてあげたいと思った。
・盲導犬には、あえて『優しく無視をする』ことが大切だと学んだ。お仕事中の盲導犬はすごくきちんとしているのに、ハーネスを外したら普通の犬と変わらず元気だということも分かった。
・目の見えない方には、細かくその場の状況を話していくことが良いサポートの方法だということが分かった。目が見えないという立場に立って、どう助けてほしいか自分はどういう助けをするのかを考えながら行動することが大切だと分かった。